人魚のミイラも登場する「見世物大博覧会」、国立歴史民俗博物館で

国立歴史民俗博物館

特集展示「見世物大博覧会」、会期は2017年3月20日まで

国立歴史民俗博物館(千葉県佐倉市)では、特集展示「見世物大博覧会」を2017年1月17日〜3月20日の会期で開催する。

江戸から明治にかけて、都市の盛り場や社寺の祭礼の場でさかんに行われた見世物。その様相を絵看板や錦絵、のぞきからくり、軽業の模型などによって紹介していく。見世物の興行は、軽業や曲芸、生人形(本物そっくりに作られた人形)、珍獣、さらには人魚や河童のミイラのような眉唾ものまで登場したという。

今回の特集展示には、江戸時代末期の制作工程を復元して作られた「人魚のミイラ」も出品される。この「人魚のミイラ」は、同館の2015年企画展「大ニセモノ博覧会」を書籍化した、『ニセモノ図鑑 贋造と模倣からみた文化史』(西谷大編著・河出書房新社)でも、その制作工程などを取り上げているので、興味のある方はどうぞよろしく(←なぜプッシュするかというと、本書籍は博物月報の主宰も企画・構成として関わっているからであります)。

『ニセモノ図鑑 贋造と模倣からみた文化史』

国立歴史民俗博物館の2015年企画展で話題となった「大ニセモノ博覧会」を書籍化した、『ニセモノ図鑑 贋造と模倣からみた文化史』

なお、同館では、特集展示「台湾と日本—震災史とともにたどる近現代—」も開催中。地域構造の見地から、日本と台湾の共通の課題として日本列島と台湾をまたぐ海溝帯・地溝帯・断層帯などを地震学的に解説するほか、台湾地震史の紹介や日本の台湾領有期の震災史についても触れる。こちらの会期は2017年1月11日〜2月19日。