メンダコ飼育最長記録に 新江ノ島水族館で

メンダコ@国立科学博物館

※飼育展示は2015年4月10日で終了

 新江ノ島水族館(神奈川県藤沢市)で飼育中のメンダコが、2015年3月27日に飼育開始から一カ月を経過、同年4月10日に至るまでの飼育に成功し、同館では前例のない、飼育最長記録となった。
 同館サイトによれば、2013年に22日間、2014年には20日間の飼育に成功していた。このほか、沼津港深海水族館(静岡県沼津市)では27日間の飼育に成功している。

 えのすいトリーター日誌2015年3月24日付によると、再三飼育にチャレンジしていくなかで、メンダコにエサをやる際に「腕や体の上に乗っけてやると良く食べる」という発見があったという。

 私が書いた何回か前の日誌に「エサを腕に近寄せてくっ付けると良い」と書きましたが、その方法でもちろん成功する事もあるのですが、失敗してメンダコが驚いたように泳いで逃げてしまう事もあり、「エサの寄せ加減が難しい」と言う欠点がありました。
 しかし、上に乗っけてやる方法でエサを与えてみると、泳ぎ回る事も無く、腕をスッと体の上に伸ばしエサを掴んで口まで持って行きます。これは楽です。〔引用元記事

 そして、この採餌体勢から、メンダコは完全待ち伏せタイプの生物である可能性を指摘している。

 これは憶測の範囲を出ませんが、もしかしたらメンダコは自分の上を歩き回るエビなどをエサにして食べているのかもしれませんね。
 あの不器用な、泳ぎに触っただけで傷つきそうなプリンのような体、全く動かない生態からすると、普通のタコのような狩りをしそうなイメージが湧きません。完全待ち伏せタイプの生き物なのかもしれませんね。〔引用同上〕

 メンダコといえば、耳のようなヒレを動かす様子が愛らしいと人気の深海生物である。しかし、待ち伏せ型の生物であるとすれば、もしかしたら、あのヒレもアンコウの擬餌状体(釣り竿)のような誘因の役割を果たしているのかもしれない。
 そんなふうに想像がふくらむ記録更新である。

※写真は国立科学博物館展示の標本。