博物月報

博物的ニュースヘッドライン

謹賀新年 2012年元旦

謹賀新年 2012年元旦

 みなさま明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
 写真は葛西臨海水族園のリーフィシードラゴン。野放図にヒレがあるように見えながら、そのヒレの数は108枚だとか(鳥羽水族館の中村幸昭名誉館長の講演による)。
 煩悩の数だけヒレを持つ魚ということに……。

民家園のお正月

次大夫堀公園民家園

 いよいよ2012年の幕が開けるが、伝統的な正月を手軽に体験するのならば、民家園もおすすめだ。
 東京都世田谷区の次大夫堀公園民家園、岡本公園民家園元旦に特別開園。竹馬や羽子板の貸し出し、獅子舞などがある(行事予定PDF)。両園は徒歩で20分ほどなので、ハシゴしてもいい。
 ただし、元旦に開園したあとは力尽きたように2012年1月4日まで休む。

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肥溜めや都営住宅が語る、都市近郊の歴史
[足立区立郷土博物館]

足立区立郷土博物館

 玄関からのぞきこむと奥の四畳半に浴衣が見えた。手前には子どもの遊びかけのおもちゃ。
 まるで他人の家をこっそりとのぞき見しているような背徳感を覚えるが、それにめげずに庭の方へまわると、ささやかな濡れ縁を備えた六畳間が現れる。
 ちゃぶ台のまわりにはテレビ、扇風機。食器棚の上にはラジオが乗り、台所には電気炊飯器や電気冷蔵庫まである。なかなかの電化ぶりである。

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信長時代の楽市場を再現
[岐阜市歴史博物館]

岐阜市歴史博物館

 「体験・体感型の博物館」を売りにしている岐阜市歴史博物館。原始・古墳時代から現代までを順に追っていく展示で、銅鐸を鳴らしたり、浮世絵の重ね刷りを試すことができるのであるが、中でも出色は「戦国ワンダーランド」だ。
 名前はどこかしらB級感が漂うが、織田信長時代の楽市場の一部を原寸大で復元している。建物は4棟ほどだが、これが丁寧に造り込まれているのだ。

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真夏でも雪に埋もれた博物館
[新潟県立歴史博物館]

新潟県立歴史博物館

 日本中を節電の嵐が吹き荒れた今夏もまもなく終わろうとしている。東日本では残暑が最後の猛威をふるっている昨今だが、こんな夏にも雪に埋もれた博物館があるという。
 新潟県長岡市にある新潟県立歴史博物館がそれだ。長岡駅前からバスに乗ると、35分かかって博物館以外は何もないような場所に連れて行かれる。館内のスペースは相当広そうだ。入館券を買い、誘導されるがままに「新潟県のあゆみ」のコーナーへ。古代・中世・近世・近現代と順を追って、新潟の歴史や産物が説明されている。ここまでは公立の歴史系博物館によくある光景だ。

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今月の旬(2012年1月)

屠蘇散

屠蘇散

 年頭の祝い酒「屠蘇」を作るのに欠かせないのが屠蘇散だ。山椒果皮、みかん皮、桂皮などがティーバッグ状になっており、清酒と味醂を適宜加えて一晩漬け込む。最近ではわざわざ屠蘇を作る習慣がないのか、暮れに食料品店へ屠蘇散を買いに行っても「へ?」という顔をされることが多い。
 拙宅では3が日の朝食時にこれを飲むという習慣だったが、独特の香りと甘さで寝起きの胃腸が働き出し、食前に飲むにはぴったりだった。
 これなら、一年中飲んでいれば健康によいのでは?と思って、松の内が明けてからも飲んでいたことがあるが、どうも背徳の感じがして落ち着かない。やはり正月だけに許される味なのだろう。

博物書評

『中廊下の住宅』
青木正夫・岡俊江・鈴木義弘著・住まいの図書館出版局

博物的グルメ

[今日は何の日]食い尽くせ!

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