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[感想後記]ロングセラー商品に見る時代観の変遷/狭山市立博物館「しあわせのリカちゃん」展
狭山市立博物館「しあわせのリカちゃん」展
狭山市立博物館「しあわせのリカちゃん」展

約300体のリカちゃん人形が展示されている

狭山市立博物館(埼玉県狭山市)では、開館25周年記念企画として「しあわせのリカちゃん」展を、2016年3月19日〜5月29日の会期で開催している。

入館券を買い求め有料ゾーンに入ると、ホールの壁面がピンク色で「すでに内装からリカちゃん気分を演出か!」と驚かされたが、そんなわけはなく、ここは「舞い舞いホール」と呼ばれる展示エリア。

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細長い展示室と長いスロープのヒミツ[狭山市立博物館]
狭山市立博物館
狭山市立博物館

中央は約170万〜70万年前に生息し、狭山市内でも化石が発見されているアケボノゾウ。左壁面に化石の産状復元模型

かねがね筆者は、博物館はもともと土着的なもので、とくに市町村にある博物館は「その町の自己紹介」のようなものだと思っている。
埼玉県狭山市は市域を横断するように入間川が流れ、その両岸には武蔵野台地・入間台地が形成されている、川と台地の町である。この町はどんな自己紹介をしてくれるだろうか?

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[感想後記]真田視点で眺める戦国時代/江戸東京博物館「NHK大河ドラマ特別展・真田丸」
江戸東京博物館特別展「真田丸」
江戸東京博物館特別展「真田丸」

江戸東京博物館で開催中のNHK大河ドラマ特別展「真田丸」(会期:2016年4月29日〜6月19日)

江戸東京博物館(東京・両国)では、NHK大河ドラマ特別展「真田丸」を2016年4月29日〜6月19日の会期で開催中だ。それにともなって、5月12日にブロガー内覧会が行われた。

真田信繁(幸村)についての企画展を行う上での最大の悩みは、歴史上では大坂の陣だけに登場する人物だということだ。ために、所用品が少ない。そこで江戸博は策を講じた。その数少ない遺愛の品を入口のプロローグ部にどーんと全部並べたのだ。

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お札(おふだ)と呪いの世界に迫る 新潟県立歴史博物館で
新潟県立歴史博物館「おふだにねがいを—呪符—」展
新潟県立歴史博物館「おふだにねがいを—呪符—」展

呪符信仰のルーツや変遷をたどる、新潟県立歴史博物館「おふだにねがいを—呪符—」展。2016年6月5日まで

古来、人々は災厄を避けようとしたり、願望を叶えようとしたときに、「お札(おふだ)」を用いてきた。これらのおふだ=「呪符」への信仰のルーツや変遷をたどる企画展「おふだにねがいを—呪符—」が、新潟県立歴史博物館(新潟県長岡市)で開催されている。会期は2016年4月23日〜6月5日。

現在も信仰されているおふだに加え、呪符木簡などの出土資料や、秘符などの文献史料を展示。歴史学・考古学・民俗学などの視点からアプローチする。

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東京大学総合研究博物館リニューアル、圧巻は記念連続講演会
東京大学総合研究博物館
東京大学総合研究博物館

「知の回廊」をテーマにリニューアルオープン

東京駅前のJPタワーにインターメディアテク(東京都千代田区)をオープンさせて以来、燃え尽きたかのように長期休館が続いていた、東京大学総合研究博物館本館(東京大学本郷キャンパス内)が、2016年5月14日よりリニューアルオープンした。

テーマは「知の回廊」。〈理を知ることに生涯をかける学者たち〉が〈自らつかみ取った最高かつ最深の知を〉〈仕事場の熱とともに伝え〉るもので、〈「知の回廊」こそ、人類の好奇心の核心であり、博物館の真の姿〉であると同館サイトは謳っている(概要PDF)。

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